今日のトピックは、「マウスガード」について。
「え、なんで?」って思いました?
実は、明日はU-13プログラムの初日なのです!
ジュニアラクロスではマウスガードは必須ではありません。
ですから、初めて使うという選手も多いのではないでしょうか。
「これぞラクロッサー!」
「ボクサーみたい!」
初めての体験に、そんなはしゃぐ声が聞こえてきそうですが、中には慣れずに着けるのを嫌がる選手もいるかもしれません。
でも、ご存じでしたか?
最近、マウスガードは、歯を守るだけでなく色々な効果があると注目されつつあるんです。
今日は、そんな豆知識をお伝えしていきます!
また、中学・高校・大学のチームにとっても今はちょうど新入生を迎える時期。
1年生たちに雑学を披露して、インテリなかっこいい先輩を演出しちゃってください!☺
一般的に知られているマウスガードの効用は、歯の保護ですよね。
歯が折れないようにするだけでなく、接触時に口の中を切ったりするのを防ぎます。
また、これとは別に意外な効果が。
そのひとつは、脳震盪(のうしんとう)の予防です。
直接頭をぶつけることによるものではなく、あごや胴体に衝撃を受け、頭部が揺さぶられて脳震盪を起こすことがあります。
マウスガードによりかみ締めの力が強くなり、振り幅が小さくなり防止になると言われます。
そしてもうひとつ、耳寄りな情報が!
なんと、マウスガードを着用することによって、アスリートとしてのパフォーマンスが向上するらしい、ということが分かってきました。
特に言われているのが、筋力アップとバランス感覚の安定化。
咬合わせが良くなることで力が入りやすくなり特に静止性の運動(ラグビーのスクラムやバスケのスクリーンアウト)に有利なのだとか。
また、かみ合わせが安定することで平衡感覚が向上するので、体幹が整う効果もあるそうです。
ラクロスですと、接触プレーに負けなかったり、ジャンプショットや、跳んでのパスキャッチやパスカットなどで力が発揮できそうです!
更には、ケガのリスクが減ることで、精神的に安定するとも言われます。
プレーにより集中し、思い切ったプレーができる、なんていうことも期待ができるそうですよ。
一部には、プラシーボ効果*ではという声もあるそうですが、結果としてパフォーマンスが上がるなら、それにこしたことはないですよね。
*プラシーボ効果: 製薬業界の用語で、有効成分が含まれない薬を飲んだ時も、症状の改善が見られること。プラセボ効果、偽薬効果とも。暗示や自然治癒力が背景にあると考えられるが、理由は明らかになっていない。
10人制ラクロスやSIXESでは、マウスガード着用は義務ですが、そんなことから、サッカーや野球、バスケでもマウスガードを使う選手が増えてきています。
ラクロス以外にもスポーツをされている方、マウスガードを使ってみてはいかがでしょうか?