選手インタビュー#4

~ 東洋高校Legends:#17青木詩織選手 ~

· インタビュー

今回も、スペシャルゲストをお呼びしてのインタビュー記事です!

第4回目となる今回のゲストは・・・
 

🥁ジャカジャカジャカ~🥁・・・ジャン!

 

U-18 Girlsから、東洋高校IVYの青木詩織(あおきしおり)選手です!

東洋高校の女子ラクロス部員は10名のみ。

これまで10人制では単独チームで公式戦に出ることはできませんでした。

また、グラウンドもないので、校舎屋上のそうは広くないスペースをうまく使って練習していると言います。

ダブル・ゴール・リーグ™の開幕当初は、「2部の自分たちが出場して良いのか?」という話もあったようです。

そして、残念ながら、1勝もできずに全日程を終えることとなったわけですが、それでも、みんながみんな「すごく楽しかった!」と感じてくれていると言います。

そんな東洋高校の部長を務める青木選手にインタビューを行いました!

 

▼東洋高校 #17 青木 詩織 選手

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吉武:今日はありがとうございます。まず初めに、ラクロスを始めたきっかけについておうかがいできますか?

青木:高校に入って、何か新しいことを始めたいと思っていた時に、ラクロス部があるのを知って、カッコイイなーと思いました。みんなスタートが一緒だから、自分が努力する分成長できて、活躍できるチャンスがあると思いました。

吉武:東洋高校IVYでは部長をしていると聞いているのですけど、キャプテンとはまた別ですか?

青木:別ですね。キャプテンはどちらかと言うと、チームの技術や試合でのアドバイスを中心にしているのですが、部長はチームの全体的なまとめ役という風に分けています。

吉武:普段の部活はどのような様子ですか?

青木:火・金・土と週に3回練習しています。たまに週末に外部練習が入ります。平日は学校の屋上でやっているのですが、あまり広くなくて3対3くらいまでしかできないですし、人数も10人しかいないので、その分メニューを工夫しています。メニューは先生とキャプテンと私とが中心になって考えています。

吉武:どのように練習していますか?

青木:体操をした後にスタンドパスから入るのですが、実戦を考えて、狭い中でもできるだけロングパスを入れたりですとか。マネージャーもいないので、タイマーと笛を自分で首にぶら下げてやってるのがちょっと大変だったりします(笑)あとは、3対3や3対4と、実戦で使える練習を心がけています。

 

▼東洋高校の校舎屋上での練習の様子

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吉武:ラクロスは楽しいですか?

青木:楽しいです!調子が悪いときは気分下がっちゃうんですけど、その悔しさから練習で努力したり工夫したりしていますし、その結果試合で活躍できると嬉しいですね。

吉武:SIXESは新しい競技で初めてだったと思うのですけど、どうでしたか?

青木:むしろ、10対10の試合より楽しかったです。確かに相手が強くて点差が開いてしまったのですけど、6対6だとボールに絡めますしシュートが打てるので楽しかったです。展開が早いのも面白いですね。点が取られてもゴーリーのクリアからになるので、ボールが持てる時間帯もありましたし。

吉武:他の選手はどう言っていましたか?

青木:同じように、楽しいって言っていました、みんな。最初の2ゲームでゴーリーからのクリアでプレス掛けられて苦戦したので、その対策をチームでみんな一緒に考えたりしたのが良かったですね。屋上が狭いので、本当のサイズでのクリアの練習はできないのですけど、いかにディフェンスをかわしてボールをもらえるかなど、考えながら練習しました。

吉武:確かに、SIXESのリーグでは残念ながら勝ち星なしと苦戦してしまいました。

青木:はい、それでも色々と目標を定めて楽しみながらやっていました。最後の聖ドミニコCHEERSとの試合では、チームで6点取ること、得点差を25点までに抑えるということを目標に定めていました。それが達成できたので、チームで盛り上がっていました。 (※結果は8-22でCHEERSの勝利)

吉武:リーグ戦だと、前の試合の反省を生かして次のゲームに臨めるのが良いですよね。

青木:はい、是非来年も参加したいです。10人制だと他校と合同チームで出るんです。オータムは戸塚高校と合同チーム組ませてもらって、今もやり取りが続くくらい仲良くなって、それはいいのですけど、SIXESだと自分達で出られるのもすごく良かったです!

 

▼11/4 伊奈学園パワフルガールズとのゲームで1on1を仕掛ける青木選手

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吉武:大学ではラクロスを続ける予定ですか?

青木:はい、ラクロス部のある大学に行きたいと思っています。こないだ先輩が行った明治学院と学芸の試合を見たのですが、やっぱり大学でやりたいなと思いました。

吉武:その向こうにはオリンピックがありますけど、気にしたりしていますか?

青木:はい。あ、でも自分ではちょっと考えられないですけど、、こないだ試合した飛鳥さんとか、将来オリンピックに行くのかなー、すごいなー、っていうように思っています。

吉武:ラクロスの目標はありますか?

青木:チームの目標は大会ごとに決めています。ティーンズの目標はまだ決めていないので、これからみんなで決めていきます。個人的にはチームで一番になりたいな、って思っています。次の大会のティーンズカップでは、チームから1人最優秀選手が選ばれるので、それを目指しています。

 

▼11/19 本庄東Aチームとの試合でドローに臨む青木選手

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「最後の試合で『6点取ること』と『得点差を25点までに抑えること』を目標に定めた」という話がとても印象的でした。

自分たちの手に届くかどうか微妙な、ちょっと難しいところにストレッチ目標を定めることは、いつも以上の力を発揮したり成長につなげたりすることに有効と言われます。

また、スポーツの価値は、試合に勝つことだけでなく、楽しみや人間的な成長をもたらすところにあるわけですが、実力差が大きい相手との試合では、それがなかなか難しかったりします。

そんなときでも、このようにチームのみんなで考えて、勝利そのものとは別の目標を定めて、楽しんだり成長に繋げたりすることは可能です。それを見事に実践しているのだな、と思いました。

(とはいえ、リーグ側でも、より広く多くの選手がゲームを楽しめるように、来シーズンからはもう少し組み合わせを工夫したいと考えています。)

 

 

▼チームメイトとのワンショット

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